専門店にするかトータルサロンにするか?
サロンを出す人の多くは、
- メニューの種類を少なくするか
- 多くするか
- エステ系のメニューも入れるか
などを悩むと思います。
ここを間違えてしまうと、集客に大きな悪影響が出てしまうので、あなたに合った選択肢を取ることが大切です。
ここには僕なりの明確な答えがあるので解説します。
専門店にする場合
専門店というのは、狭い範囲で言うとマツエク専門だったり、まつぱ専門です。
もう少し普通くらいの範囲にすると、マツエク、まつぱ、眉毛などのメニューがあるサロンです。
こんな感じで狭い範囲の専門店と普通くらいな範囲の専門店があるので、それぞれメリットデメリットを解説していきます。
メリット・デメリット
まずはマツエク専門などのかなり狭くするメリットです。
逆の立場になればわかりますが、マツエクだけをしたい人はマツエクサロンに行くので、エステなどの別メニューが多いトータルビューティーサロンには行こうと思わないです。
メニューが多い=技術は全メニューで平均的
メニューが少ない=そのメニューの技術は高い
と思われやすいので。
なので、専門店にする事でそのメニューを求めている人には選ばれやすくなります。
例を出すと、
- 一重専門のサロン
- まつ毛が細くてマツエクができないと他店で言われた人専門のサロン
などです。
お客さんのニーズがある部分に対して特化したサロンにすると、その人に選ばれやすくなるメリットがあります。
と言っても、狭く絞りすぎると対象になるお客さんが減る可能性もあるので、多くのサロンはまずは
- マツエク
- まつぱ
- 眉毛
など複数のメニューを揃えつつ、1ずつ専門性を高めていく事がおすすめです。
初めは
- マツエク
- まつぱ
- 眉毛
のメニューがある普通のサロンかもしれませんが、
半年後には
- マツエク
→まつ毛細い人に強いサロン - まつぱ
- 眉毛
1年後には
- マツエク
→まつ毛細い人に強いサロン - まつぱ
→一重に強い - 眉毛
1年半後には
- マツエク
→まつ毛細い人に強いサロン - まつぱ
→一重に強い - 眉毛
→左右差がある人に強い
→垢抜けやメイク指導に強い
みたいにだんだん専門性や特化を増やしていくイメージです。
こんな感じでサロンの特化の強みを少しずつ増やしていけると、集客でも有利になりやすいです。
また、マニアックで需要が少ないニーズに対して特化してしまうと、お客さんが少なくて経営的にキツくなるので、狭く絞りすぎは注意です。
トータルサロンにする場合
トータルサロンの場合は、マツエク、エステ、ネイルなど色々なメニューを扱うサロンです。
これは1つのサロンで色々なメニューができた方が楽って人に対しては需要があります。
メリット・デメリット
トータルサロンの場合、1人のお客さんが色々なメニューで通ってくれるメリットがあります。
集客面で考えた時に、
- マツエクで1人
- ネイルで1人
- エステで1人
の合計3人のお客さんを集客するよりは、
- マツエクもネイルもエステもやる1人の人
を集客できた方がいいです。
なので、トータルサロンにする人もいます。
しかし、多くの人は
- マツエクはこのサロン
- ネイルはこのサロン
- エステはこのサロン
などのようにメニューごとにサロンを変えている人が多いです。
- マツエクもネイルもエステもやっているトータルサロン
よりも、
- マツエク専門
- ネイル専門
- エステ専門
の方がクオリティが高い事が多いですし、そういうイメージを持ちやすいからです。
なので、僕はあまりトータルサロンはおすすめしてません。
と言っても例外はあり、スタッフのコミュニケーション能力や人間関係を築く力が高い場合は、トータルサロンでもいいと思います。
スタッフのコミュニケーション能力や人間関係を築く力が高い場合、お客さんの心理としては、
- このスタッフにお願いしたい
- このサロンにお願いしたい
となるので、メニューのレベルが平均的だったとしても、そのサロンに通う価値を感じてくれているので、通ってくれる可能性が高くなります。
なのでそう言う人はメニューを増やすのは全然ありですし、向いていると思います。
しかし、そうでないスタッフやサロンの場合は、
- このスタッフにお願いしたい
- このサロンにお願いしたい
ってお客さんは思いにくいので、
- マツエク専門
- ネイル専門
- エステ専門
などに流れやすくなってしまいます。
なので、あなたのコミュニケーション能力や人間関係を築く力が高い場合はトータルサロンはアリですが、そうでない場合はおすすめしないです。
メニューが多い分機材や材料を揃えるお金がかかりますし、メニューのクオリティも上げにくいので。