独立はスモールスタートするべき
1.独立はスモールスタートするべき
アイラッシュサロンを出す時は、スモールスタートするべきです!
スモールスタートを簡単に言うと、なるべく小さく始める事です!
この小さくと言うのは、
- 少ないお金
- 小さな規模
- すぐに後戻りできる環境
などです。
逆にスモールスタートではない例を出すとこんな感じです。
- 内装を数百万かけてがっつり改装
- 初期費用で数百万かける
- 数年契約のシステムを契約
- すぐに後戻りできない環境
もちろんあなたが経営能力が高い経営者であれば、必要に応じて大きくお金をかけてドカンとオープンしてもいいのですが、そうでない場合は小さく小さく初めていくべきです。
この考え方を知らないで独立してしまうと、失敗する確率が一気に上がってしまうので注意しましょう!
あなたがアイラッシュサロンをスモールスタートするべき理由は以下の4つです。
- アイラッシュサロンはお金をかけずにできる事業
- 多くかけても利益はそんなに変わらない
- 多くかけると撤退しにくくなる
- 削って削って広告費に回すべき
1.アイラッシュサロンはお金をかけずにできる事業
そもそもアイラッシュサロンはお金をそこまでかけないでできます。
極端に言うと、お金をかけるのは以下の3つだけです。
- アパートの1室を借りるお金
- ベッドを買うお金
- 道具と材料を買うお金
もちろんお金をかけようと思えば、
- いい物件にする
- 高いベッドを買う
- 内装を入れて綺麗にする
- 高い材料や物品を揃える
みたいに色々できますが、必要以上にお金をかけるのはオススメしません。
初めはなるべくコストカットしたり必要でないものを揃えないようにしたりして、小さく小さく始めるべきです。
理由を話していきます。
2.多くかけても利益はそんなに変わらない
家賃やベッド、必要な道具など全て揃えた金額が
- 50万円のサロンA
- 300万円のサロンB
この2つがあったとします。
この2つのサロンは初期費用が6倍も違います。
そして毎月の家賃も1.5倍違います。
- サロンA:8万
- サロンB:14万
もちろんサロンBの方がいい物件で内装もしっかりしていて、道具や材料もいいものを使っています。
多くの人はBのサロンの方がお客さんも満足するしうまくいくと思うかもしれませんが、そうとは限りません。
仮に
サロンAの客単価が7,000円
サロンBの客単価が7,500円
だったとします。
月に100人施術した場合でシミュレーションしてみましょう。
サロンBの方が売り上げは多いですが、利益は2万少ないです。
サロンBは客単価が7,700円にしたら、サロンAと同じ利益になりました。
それだけではなく、サロンBはサロンAより初期費用が250万円多くかけていますので、同じ利益なのであればサロンAの方が経営的にいいと判断できますし、
サロンBが250万円を取り返すには単価をもっと上げていかないと取り返すのに期間がかかってしまいます。
つまり、サロンBは初期費用や固定費を多くかけた分、平均客単価を高くしたり多くの人数を対応しなければ、平均客単価7,000円のサロンAより利益が残らないことになります。
あなたはどっちがいいですかね?
- 客単価をあげる、多い人数対応する
- 初期費用や固定費を最低ラインまでカットする
実際に多くのサロンを見てみてください。
しっかりとした場所を借りて内装もしっかりしているサロンの
- 単価は必ずしも高いですか?
- 予約は埋まっていますか?
逆にアパートでひっそりやっているサロンの
- 単価は必ずしも安いですか?
- 予約はガラガラですか?
そんなことはないと思います。
お客さんの立場からしても、
- 同じレベルのスタッフ
- 同じメニュー
であれば、
- 内装が綺麗で8,000円のサロン
- 内装が最低限で7,000円のサロン
どっちを選ぶ人が多そうですか?
多くの人は同じメニューで同じレベルのスタッフであれば、1,000円違ったら安いサロンを選びたくなると思います。
実際に初期費用や固定費を多くかければその分利益が増えるとは限らないので、
あなたが目指すべきは
- 初期費用をなるべく抑えて
- 客単価をなるべく高くして
- 残る利益を増やす
ことです。
特に個人サロンの場合は持っているお金の金額が少ないので、なるべくお金をかけないで売上をあげて利益を残す方法を考えていくことが大切です。
3.多くかけると撤退しにくくなる
サンクコストって知ってますか?
わかりやすく例えると、サロンの出店に
- 1,000万円かけた場合
- 100万円かけた場合
どっちの方が経営がうまくいかなかった時にお店を閉店しやすいですか?
多くの人は1,000万円かけたんだから
- 後戻りはできない
- 取り返したい
- もっとがんばりたい
と思います。
内装工事までしてるともっと撤退しにくくなると思います。
その結果、もっと赤字が増えてしまってどんどん悪循環になります。
一方で初期費用が100万だけで内装工事もしてない場合は、撤退の判断をしやすくなると思います。
もちろんサロンを成功させるために頑張りますが、最終的に閉店するとなる時の事も考えておくと最終的に赤字が少なくなります。
4.削って削って広告費に回すべき
サロンをうまく行くために最もお金をかけるべき場所は広告費です。
わかりやすく言いますと、
家賃を5万高い場所にするよりもホットペッパーのプランを5万円分上げた方が新規は来ます。
そもそも新規がお店にたくさん来ないと何も始まらないし固定客も溜まっていかないので、特に独立初期はなるべくお金をカットして広告費にお金をしっかりかけることが大切です。
なので、なるべくスモールスタートで小さく始めていき、お金は広告費や貯蓄に使うようにしましょう!
実際の例
実際に私が1店舗目を出す時の初期費用はかなり抑えました。
家賃も東京の大きめな駅ですが6万円の古い物件にしたので、物件の初期費用は35万円くらいでした。
それにベッドや物品代、材料費などがかかるだけなので、初期費用としてはそこまで多くかかっていないです。
おすすめの初期費用は100万円以下で、安ければ安いほどいいと思います。